油圧ショベル1台で多用途に活用できるアタッチメント着脱システムを備えた「P-Line(ピーライン)」
対象となる機種は、1.7~30tクラスの油圧ショベルです。
都市土木、管工事、解体、環境リサイクルなど幅広い業種からの需要が見込まれます。
P-Lineは、油圧ショベル・アタッチメント・旋回機能付き完全油圧式クイックカプラ・アタッチメント自動認識装置などの各機能で構成されており、お客さまの業種に応じて組み合わせることが可能です。
P-Lineを活用することで、オペレーターは運転席に居ながら1人でアタッチメントを交換し、従来、複数の機械や人が行っている作業を油圧ショベル1台で行うことができます。
これにより、施工現場の安全性や生産性の向上に貢献します。
例えば、都市部の道路工事では、土砂の掘削・根切り・管の敷設・埋め戻し・締固めなどの作業を行う際、油圧ショベルのほかに複数の機械を用いて施工します。本来、油圧ショベルはアタッチメントを交換して多様な施工が可能です。しかしアタッチメント交換時に油圧ショベルとアタッチメントをつなぐピンや油圧配管の着脱などの手作業が発生するため、多くの時間と労力が必要となり安全性と生産性の面で課題がありました。
日立建機グループでは、このような現場の課題を解決するために持分法適用会社KTEG GmbHが開発したP-Lineを施工現場のプロセスを最適化するソリューションとして日本国内向けに展開をしています。